先週の日曜日の天候不良で伸びていた阿蘇に春の訪れを告げる「野焼き」
休日の今日は満を持して阿蘇谷一帯で野焼きが行われていました。
午前中は天気にも恵まれて黒い煙がそこらじゅうから見えていました。
又、ミルクロードでは火がガンガン燃えていました!
あんなところや
こんなところまで・・
車に乗っていてもハッキリ分かるくらいにものすごい熱量です!
勿論道路に来ないように、道沿いに地元の方が立ってやっていらっやるのですが
本当に一日ご苦労様、と言いたくなるほどの手間だと思います。
じゃあ何故、ボランティアを募ってまで野焼きを行うのか?
野焼きによってダニなど人畜に有害な虫を駆除するとともに、牛馬の餌の草を育てています。
この野焼きをやめると木が生い茂り雑木林となり草原はなくなると言われています。
阿蘇の草原の美しさは千年による野焼きと牛馬の放牧によって保たれています。
そう思って運転をしていると、この見える景色も少し変って見えてきますし感動すら覚えます!
雪の白い大地から野焼きで真っ黒に、そして夏には緑の草原が広がり、秋にはススキの広がる茶色の大地へ。
京都が日本で一番四季を感じる事が出来る場所だとは良く聞きますが、
僕は九州では阿蘇が一番季節の変化を色で感じる事が出来る場所だと思っています。
今年は桜の開花も早いようで、熊本市内では既に開花宣言がでました!
やがて客室から眺める堤防の桜も色付いて来るのではと期待しています。
季節が変っていく阿蘇に「春旅」に訪れてみませんか?